新生「つばめ」探訪記(1)・・・(2004年6月17日)

 というわけで、本年2回目の九州行き。しかしまぁ、我ながらよく来る気になるなぁ、なんて思っても見たりして。しかし、夏至前の九州は日が長いですねぇ・・・・・(当たり前)


 お話は前日からスタートします。15日に夜業があり、16日は非番で朝帰宅、昼過ぎまで寝てました。で、午後からいろいろ雑用とか今回のフィルムの購入とかで出かけているときに、携帯が鳴ったです。
 電話は今回のパック(JALツアーズの「ぴっ旅」)を手配したVP某店からで、内容は“明日、日本航空でストライキが予定されており、万が一スト決行の場合には手配している熊本行JL1803便が飛ばない可能性がありまして・・・・”というもの。

 「がーん」

 いくらなんでもそれはきついなぁと思いつつ、パック旅行なので飛ばなかった場合に後続の熊本行の便以外は代替手段として手配できない、等の話を言われ、まあそれは当然か・・・とすぐに冷静に話を聞いていたのでありました。


 明けて17日5:50起床。まずPCを起動して日本航空のwebサイト直行。「スト回避」の記事を見つけて一安心し、新宿6:30発のリムジンバスで出発と相成りました。

 羽田でチェックインしてから朝食をすませ、では搭乗ゲートへ・・・・ということで手荷物検査場に並びました。で、ゲートをくぐって人間は問題なかったのですが、カメラバッグで変な音が鳴ってしまいました。「カバンの中身を改めさせていただいてよろしいでしょうか?」とか言われ、結局カメラ・レンズの機材をすべてトレイにあけて再度検査。OKは出ましたけど、すげー恥ずかしかったっす。


 で、やっとこさ搭乗ゲートへ向かうのだが、これが80番。「またバスかよー」である。バスに揺られること10分くらい、ビッグバード南ウイングから北のはずれまで運ばれて、やっと見えてきたのが「日本エアシステム」の塗装も誇らしげに駐機しているA300-600Rでありました。

 タラップを登って、やっとこさ機内へ。滑走路の順番待ちなどをしつつ、無事フライト。揺れがほとんど無くて快適なフライトになりました。


 熊本空港について、預け荷物も無事引き取り、さてバスで熊本駅へ。

 

 途中、路面電車と併走しつつ、11:00ちょうどに熊本駅到着。ここでちょっと早めに昼食を(値下げしない某ハンバーガーチェンで)していたら、会社から携帯に電話が・・・・・(泣) それでも、11:26発の「リレーつばめ7号 鹿児島中央行」になんとか乗り込みました。

 #車内で、「新八代行」とは本当に言わないのですね・・・・・・・


 

 で、新八代駅に着いて、下車したとたんまたも会社から電話が・・・・・(泣)
 #これじゃ気分も盛り上がらないっす。

 電話を済ませ、駅の外に出ました。で、新八代駅を撮ってみたのですが、なんかロケーションが新花巻駅そっくりで、何だかなぁと思いました。右の写真はアプローチ線を登ってくるリレーつばめ9号です。


     

 そして、つばめとリレーつばめが揃う時間にふたたびホームへ。ここでいろいろと設備の概略をチェック(どうしても2年前の経験が思い出されてしまう)しつつ、写真を撮ってました。電力の架線検査車は、偶然反対側(将来の上り本線。現在は保守用留置線。)に留置されてたので撮った次第。車内の写真は、博多行が発車したあと、次のリレーつばめが入線するまでの間の、誰もいない時間帯に撮ったもの。


  

 新八代駅コンコース。左が新幹線(ラッチ内)で、中央が在来線のラッチ廻り。新幹線の上りホームへの階段は、当然ながら閉鎖されています。(写真内の右側の階段)
 しかし、この両者完全に駅舎が分離されていて、乗換にはいったん駅前広場に出ないとならないという構造。もうちっとどうにかならんのか、と思ってしまいました。

 右の写真は、当地の特産品である畳表で作った帆船模型。さわって欲しくないようです。(笑)


 そして、新幹線には乗らずに13:20発の肥薩おれんじ鉄道直通の水俣行に乗車。キロポストは変更されていないのね・・・・・などと思いながらぼーっと車窓を眺めていたのですが・・・・・

 とつぜん、海浦駅で発車しなくなりました。よく見ると前方の閉塞信号機が何も現示しとらん・・・・・・

 運転士氏、かなり焦りながらも指令と交信し、対向列車の抑止手配が確立したことをうけて、35km/hで運転再開となりました。しかしなぁ・・・・・・・・譲渡前になにも整備してないんじゃ?(ごにょごにょ)


  

 列車を新水俣で下車し、終点方へ歩くこと30分、新幹線の編成写真を納められるポイントにたどり着きました。ここはちゃんとした用地外で、舗装道路だけを通って到達可能な場所です。もっとも、到着までにシマヘビを2回も見てしまいましたが・・・・・(ミミズやカマキリなど言うに及ばず・・・・・)

 そしてまたまた、歩いてるときに会社から電話。いい加減にしろよなぁ・・・

 ここで、新幹線を2列車と、おれんじ鉄道を1列車撮影。雲が広がってしまったのが残念でしたが、まあまあに撮れているのかなぁ、というとこであります。


 ここは岩手県・・・・・?(嘘)


 

 新水俣駅。素っ気なさでは「いわて沼宮内」に匹敵するか、あるいはそれ以上かもです。

 しかし、ホントJRと肥薩おれんじ鉄道って連携とってないのですね。新水俣も川内も出水も、おれんじ鉄道は駅員無配置で、ワンマン車の車内で精算。

 そして17:12発の川内行に乗車。

 それにしてもセコイ・・・・・(独り言)


 川内までおれんじ鉄道を乗り通し、無事完乗。しかし2分乗換でJRの鹿児島中央行に乗換なので、感慨に浸ったり写真撮ったりは出来ません。しかし、八代〜川内の全区間を海側のボックス席占拠で乗り通せたので、なかなかいい気分でした。

 そして457系に揺られること50分、鹿児島中央に到着。熊本から7時間22分もかけてしまった。


 

 ホテルにチェックイン後、夕食へ。適当に歩いて天文館のアーケードを出たところにあった焼き鳥屋に入りまして、まず生中を飲んで、そのあと初体験の「黒糖」の焼酎“れんと”を水割で。これが全くクセのない焼酎で、まるでウォッカみたいな酒でした。味はほとんどなくて、のどごしで微かに砂糖水を飲むときのような感じがするだけでした。口当たりがいいのでどんどん飲めてしまう危ない焼酎かも。

 また、最後に「竹の子と鶏の五目釜飯」をいただいたのですが、うまかったっす。普通に食べるも良し、火にかかっている出し汁(かつお出汁)をかけてお茶漬けみたいに食べるも良し・・・・・・満足でした。


 以上。明日はいよいよ新幹線に乗る予定でありんす。

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