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2013年04月30日

PENTAX Q10

地雷踏んだ…

PENTAX製品初購入だ.

投稿者 とざわ : 21:48 | コメント (0) | トラックバック

Canon EOS5QD

今まで自分の手許にあった撮影機材について,つらつらと備忘録的に記していってみようかと思います.第1弾は,やはり今の泥沼状態(苦笑)を招いた原因となった1台,Canon EOS5QDについて.

もともとはこのカメラ,1992年に発売された,「撮影者が見つめたところにピントが合焦する『視線入力AF』を世界で初めて搭載したカメラ」であります.CanonのAF一眼レフとしてリリースされてきたEOSシリーズの中でも,けっこうトピック的に扱われることの多いカメラではないかと思います.

自分の手許にきたのは発売翌年の1993年7月.実は買ってきたのは父親です.もともと写真は父親の唯一最大の趣味であり,昔から家には35mm一眼レフや6×6判の二眼レフなんかがいくつもあって,写真を撮ることについては非常に身近な存在であった我が家ですが,それ以前にあったカメラは全てMF.父親もAF一眼がどんな使い勝手なのかと思って買ってきた… とか後で言ってましたから,ワタクシと似たような動機でカメラを買っているわけだなぁ.やっぱり親子か.(苦笑) それで買ってきたものの,それまでさんざんMFで撮影してきた父親には勝手が違ったというか,ファインダーの見え方がぜんぜん違うし,巻き上げレバーもないしということで,あまり使わなくなって,それで前々から父親のカメラを持ち出していろいろ撮影してたワタクシが,ほぼ専用で使うようになってしまった,というのが真相.このカメラとともにリリースされた標準ズーム(EF28mm-105mm F3.5-4.5 USM)とのセットでした.

視線入力は今にして思えば横位置でしか動作せず,まだ発展途上段階だったなという感じではあったのですが,それでもせっせとキャリブレーションをやって精度向上を図りました.その後EOS-3やEOS7シリーズには導入されましたが,いまのデジタルシリーズには一切搭載が無く,もうキヤノンも諦めちゃったのかなぁ… と思うとちょっと残念です.1機種くらい,こういうとんがった機能を載せ続けてもいい気がするんですが.

カメラとしては最速S=1/8000のシャッターはEOS-1と同じで,連続巻き上げも5コマ/秒,ストロボ同調速度S=1/200など,EOS-1シリーズにほぼ引けを取らない内容で使い勝手も良かったです.また,シャッターの静粛性にも優れていて,いろいろな場面で使えました.海外にも何度か連れて行ったし,国内は沖縄を除く全ての都道府県に行っているカメラです.会社に入って2年目にEOS-1NHSを買うまでは,ボディはこの1台だけだった(今にして思えば何と健全だったんだろう!)わけですし,いろいろな写真を撮りました.大学の卒業式の後の謝恩会で全体の集合写真を撮ったのもそういえばこのカメラだ.内蔵ストロボもGN=17で内蔵にしては大容量でしたし,オールマイティな実力がありました.また重量も675gで,EOS-1に比べてだいぶ軽かったし.

その後もEOSの“5”は,2番手としていろんな意味でエポック的なカメラが多く,実に魅力的.結局その後,5D - 5D MarkII - 5D MarkIIIを揃えちゃってるし,そんな意味でもワタクシのカメラ遍歴を語る上で欠かすことの出来ないカメラです.

投稿者 とざわ : 10:01 | コメント (0) | トラックバック