2004年9月18日

 今回は,3連休を活用して北陸方面へ出てきました.あまり名目も決めていませんが,敢えて言えばEOS 3の実戦デビューかな,なんて.


 えにっきのスタートは17日23:30すぎの新宿駅第3ホームから.今回はムーンライト信州81号での出発に.
 車両は幕張の特急マーク無し国鉄特急色183系です.普通車は1号車だけがあずさデラックス編成あがりのアコモ改良車,のこりは房総特急あがりのノーマル車.それで1号車はレディースカーだからなぁ…やっぱグリーン車券を入手できなかったのが敗因か.

 しかし,座席は狭い上に夜間減灯なし(設備がなかったはず),固定テーブルは膝にあたるし…


 とりあえず,下車した白馬駅.降りてきたのは見事に登山者ばっかり.リュックサック率の高い電車.
 で,ここから快速南小谷行に乗車.


 南小谷で下車.この時点で,JR東日本の未乗区間は大船渡線の猊鼻渓〜気仙沼間だけに.しかし,ここから糸魚川方面への乗り継ぎは接続悪いなぁ…と.

 それで,糸魚川からやってきたキハ52は国鉄色のキハ52-115でした.DMH-17系エンジンのキハ52はここだけしか走ってない,はずだよなぁ… でも,盛岡と違って冷房改造車.


 糸魚川からは“食パン電車”こと419系の高岡行き.クロスシートが広くていい具合.で,北陸新幹線に乗りたいそうです.誰が?(越中宮崎にて)


 高岡行きは魚津で下車,新魚津へ歩き(地下道だけ…),富山地鉄で宇奈月温泉へ.
 で,今回の目的の一つ,黒部峡谷鉄道に乗ることに.乗車券は1週前にJTB新宿で手配したので問題なし.駅でクーポンを乗車券に引き換えたわけで.ちなみに,往復とも普通車.(窓無し)

 駅で見つけた“もうひとつの時刻表”.本当はこっちに乗りたかったり.(^^;;


 宇奈月から欅平までのあいだに.いろいろと.やはりオープン構造の普通車がいちばん雰囲気を味わえて良いと思うです.ただし,風に当たりっぱなしになるんで,けっこう体力を消耗するかも.
 車内も2/3程度の乗車率でして,そんなにきつくもなかったわけで.


 欅平に着いて.その先にはまだトンネルと線路があって,黒部第四地下発電所へ繋がっているわけですね.行ってみたいですが,関西電力社員か関係工事会社の社員か,はたまたプロジェクトXのスタッフあたりじゃないと…

 欅平構内にて.左は冬季保守用通路への入口.右は構内の写真で,ホームの長いこと.乗った列車は専用トンネル寄り(つまり終点方)に停まり,乗っていたのはその1号車,それで改札口はいちばん宇奈月寄りだからねー.


 欅平駅の周辺で.やっぱ,新緑か紅葉の時期がベスト・・・・・なのは百も承知.でもまぁ,いいところですねということで.とりあえず,予報と違って雨降らなくて良かったです.
 しかし,ここの道は時雨量20mmで通行止めなのね.で,自己の責任において…というところが気に入った.戦前の,峡谷鉄道の乗車券の裏に「生命ノ保証セズ」と書かれていたというエピソードを彷彿とさせますなぁ.

 実は7月17日の集中豪雨で,あちこちで落石・土砂崩壊の被害が発生していて,散策できるエリアもかなり限定されてました.

 そんなわけで,折り返しまでかなり時間が余ってしまい,猿飛山荘というところで温泉露天風呂に入り,昼食してました.硫化水素質・弱アルカリ性・高温泉だそうです.本当に温泉だった…と思います.あんな,トタン葺きの屋根と,板敷の脱衣所(風呂のはじっこ)だけのところで,わざわざ偽装してまで営業するとも思えず.


 折り返し列車の前に,関西電力専用列車が1本あるということで,駅近くで撮影.しかし,この最後尾に無蓋車が1両連結されていただけ.この写真では何も違いなし.


 戻りも普通車.この車両,何が怖いって,他の人の行動(身を乗り出したり)が危なっかしくって,それを見ているのが一番怖い.身を乗り出すときに,前方を確認してる人,ほとんどいなくて.


 宇奈月まで戻り,駅近くの展望場所から第1黒薙川橋りょう…(でいいのかな?)を通る列車を撮影.左は山登りの最終の関西電力専用列車.(後追い)

 このあと,宇奈月温泉から電鉄富山まで,地鉄電車で.新魚津あたりでJRに乗り換えた方が速くて安かったはずだけど…

 で,富山泊.きのうML信州でろくに眠れなかったから,さっさと寝よう.


9月19日

日々雑感”へ戻る.

表紙へ戻る.