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2007年09月23日

前田建設ファンタジー営業部NEO

珍しく土木書(たぶん土木書ではないかと思う…)について書きます.

前田建設工業株式会社のwebサイト上で,土木技術のエッセンスやゼネコン業務の内容をわかりやすく発信する目的で公開されているファンタジー営業部のプロジェクト第2弾,メガロポリス中央ステーション銀河超特急999号発着用高架橋の設計・積算をする内容であります.第1弾のマジンガーZ格納庫も単行本化されていて,当然購入済みのワタクシですが,今回も大まじめに無駄な検討を(しかも現存の技術を駆使して)しているところがすばらしいです.社内の技術陣だけでなく,社外にも技術検討を持ちかけるなど,これは企業の広報活動をちょっと超えてますよね,と思うわけで,こういう仕事なら広報という仕事もやっていいかなとか思います.
(実際には企業の広報活動というより社員のサークル活動に近いものがあるようですが…)

とはいえ,本当にまじめに技術の議論をした内容でして,こういうのをテキストにして大学の土木教育の初歩をやったら,もうすこし面白いのかもなぁ,なんて自分の学生時代の講義を思い浮かべながらいまこのエントリを書いてます.しかも今回の対象構造物は鉄道構造物だから,鉄道土木屋のワタクシとしてはなおのこと面白く真剣に読ませていただいております.

しかし,用地代抜きにしても37億円かぁ… 案外安い!

書名:前田建設ファンタジー営業部NEO
著者:前田建設工業株式会社
出版:幻冬舎
定価:1300円+税65円
ISBN:978-4-344-01349-0

投稿者 とざわ : 2007年09月23日 20:22

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