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2007年01月15日
DMVデモ走行
昨日のことになりますが,DMVデモ走行の1日を追いました.(一部違う活動有り)
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JR北海道が開発したDMV(Dual Mode Vehicle)が,静岡の岳南鉄道で試験走行を行ったのが昨年11月,これは夜間のことでした.今回はその結果を受けて,富士市民などを対象にしたデモンストレーション走行を日中に行うということで,自分は乗れるわけではないのですが,その走りや機構などを見ておきたいと思い,富士市へ車を走らせました.
どうせなら富士山バックに新幹線500系も撮りたいと言うことで,昨年11月に引き続きまたまた5時半起き,そして今日は途中でせ氏を拾い,東名道を西下しました.
で,前回と同じ場所でスタンバイしましたが,富士山には今日は雲がかかってました.それでも頂上部は見えていたのでデジタルで撮影したのですが,その500系通過時にまたもトランセンドの4GBがトラブル.
もう許せねぇ!
それで,前回と違って完璧に富士山が見えているわけではないので,はやばやと本題のDMV見学へと移行,比奈駅に車を止めて電車で岳南原田駅へ向かいました.
まだDMVは到着しておらず,モードインターチェンジ(道路・軌道の走行を切り替える場所.いわゆる載線場所ですな.)を撮影.この部分では,徐々に軌間を広げて最大で70mmまで拡幅しているとのこと.
そうこうしてるうちに市場(富士市公設卸売市場)から道路を走ってきた,デモ走行の第1便が到着.
モードインターチェンジでいったん停まり,すぐに載線が始まるのかと思いきや...
そして,試乗者をまえにモードチェンジの実演.それにしても,試乗者のスーツ・ネクタイ姿の比率高すぎ.あまりにも市長をはじめとする行政関係者ばっかり.
モードチェンジの実演終了後,いったん後ろへ戻し(載線状態から道路走行状態へ戻す),ふたたび試乗者は車内へ.こんどはモードチェンジを乗車したまま体験.
というわけで,ふたたび載線.思いっきり逆光なのが.....orz
営業列車が到着し,並んだ状態.
このあと,走行区間で線路閉鎖をとり,市場踏切(ジャトコ前~吉原間)へ走り始めました.
すでにDMVは到着しており,周囲には沢山の人が.ちょっと写真撮影は無理め...
タイヤ廻り(ガイド輪などが格納されている)を撮ってはみましたが...いまいち.
DMVは時間になって道路を岳南原田へ向かいました.
自分らは,市場踏切付近でDMVが戻ってくるのを待つこととしました.
報道なんかも来て,岳南的には大フィーバーといったところか.
で,DMVが戻ってきました.かなり電車より小さく,アングル的にちょっと焦点距離が短すぎたかなぁと.
踏切で軌道から道路走行へ移行するところ.
通常の踏切でやっているのですが,遮断棹をあげてからの動作となります.
市場内に戻ると,周辺には人だかり.
車内の見学をする列が出来てたので,自分も並びました.
バスの後部には,軌道用車輪などを動かす油圧ジャッキを動かすエンジンが格納されています.
これって,駆動系に直接関係しないけど,かなりの重量になるはずで,特に道路走行時に定員を低く抑えざるを得ない要因になりそうです.
その後,近くの回転寿司で昼食にしました.
回転寿司としてはなかなかのレベルでありました.特に,あら汁は大当たりと言ってよいでしょう.おすすめ.
その後電車で岳南原田へ移動し,次の軌道走行を駅近くの踏切で撮影.
後部のタイヤは駆動輪となっており,内側のタイヤが軌道上に載っていることがわかります.
各踏切には,後部タイヤが踏切板端部に直接当たることのないよう,アスファルトで擦りつけされていました.
このあと,電車で比奈へ戻り,車で次の目的地へ移動.
身延線のクモハ123を撮影するのが目的でした.
運用がわからず,行き当たりばったりでの撮影でしたが,後追いとはいえ湘南色115系ともども撮影でき,当たりだったと言えるでしょう.
ふたたび車で岳南原田へ戻ると,ちょうどDMVが軌道走行で発車していきました.
DMV走行区間の各踏切には係員が張り付き,手動で踏切の開閉を行っておりました.
これは保守用車的な扱いで走らせているため,しかたのない部分でしょう.
そして,この踏切の近くで,道路走行で戻ってくるのを待ちました.
運良く,踏切待ちで停車したので,ゆっくり撮影できました.
さすがにモードチェンジも5回目,夕方にもなってくると,人も少なくなり,太陽もうまい具合に陰ったので,一連の流れを撮影できました.
その後,またまた市場へ移動.
やっと停車中のDMVの形式写真(?)を撮影できました.
関係者の記念撮影なんかもありましたが....
その後,東名道で帰京.異様なまでの道路の流れのスムーズさに,なんだか調子狂うような感じでしたが...
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というわけで,やっとDMVの動きというものを生で見ることが出来ました.
現状では,まずとにかくバスを軌道走行できるようにする,道路・軌道のモードチェンジを速やかに行えるようにする,という点に主眼がおかれ,実用化までには様々な課題があります.とはいえ,公共交通のありようについて,ローカル輸送の選択肢の一つになりうるシステムではあると思います.そのあたりを今後とも興味を持って行ければなと思いました.
投稿者 とざわ : 2007年01月15日 22:31
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